
2025 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第5戦 スーパーバイクレース in 九州
日時:2025年9月14日(日)
会場:オートポリス(大分県)
天気:濃霧
路面:ウェット
【J-GP3】
#11 中谷健心:予選3番手/決勝中止
【J-GP3 チャレンジクラス】
#51 知識隼和:予選9番手/決勝中止
#52 国立和玖:予選14番手/決勝中止
※予選15位以内 決勝ポイント1/2付与

2025年のMFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第5戦は「スーパーバイクレース in 九州」として、9月13日(土)~14日(日)に開催された。大分県日田市上津江町のオートポリス・インターナショナルレーシングコースは標高800mに位置し、1周4,674mの中にアップダウンが配されたテクニカルコースである。
秋雨前線の影響で、関東から九州への便が欠航になるなど全国規模で荒れた天候となったが、12日(金)の午前・午後に行われた2回の練習走行はドライコンディション。中谷は2度目の走行、知識と国立は初めてのコースに挑んだ。総合結果は、#11 中谷健心が1分59秒416で5番手、#51 知識隼和が2分00秒288で9番手、#52 国立和玖が2分00秒577で11番手につけた。
13日(土)の朝に20分間の予選が行われ、21台が走行。曇天ながらドライコンディションで、強風がタイムアタックに影響した。#1 尾野弘樹が1分57秒367でポールポジションを獲得。#11 中谷は1分58秒738とベストタイムを更新し3番手をキープした。#51 知識は1分59秒534で9番手、#52 国立は2分00秒184で14番手。#50 富樫虎太郎は1分59秒650で10番手となった。#1 尾野のみが57秒台を記録し、#5 高杉奈緒子(2番手)、#11 中谷(3番手)、#2 若松怜(4番手)、#4 岡崎静夏(5番手)の4台が58秒台。6~11番手が59秒台、12~17番手が2分00秒台となった。中谷はシングルゼッケンのトップライダー勢に割って入り、フロントローを獲得。決勝への期待が高まった。



しかし、14日(日)の決勝日は朝から濃霧となり、朝のウォームアップ走行は全クラスが中止。J-GP3クラスの決勝は当初14周で行われる予定だったが、10時40分スタートの9周に短縮へ変更された。
しかし霧は晴れず、最終的にJ-GP3クラスの決勝は中止に。レギュレーションにより、予選15位以内のライダーに決勝ポイントの1/2が付与された。

ライダーコメント

#11 中谷健心
「レースが中止になってしまい悔しいです。 事前テストは、雨の1日しか走れませんでしたが、その少ない時間でも決勝を見据えたセットを出すことができ、上位タイムを記録できていました。 霧が晴れてウェット路面で走れていれば優勝の可能性もあったと思うので、本当に走りたかったです。 ちょっとオートポリスには悪い神様がいるのかなと思ってしまいました。 それでも予選はドライコンディションで、初めてフロントローに並ぶことができたのは嬉しかったです。 次の岡山国際でも良い走りができるように頑張ります」

#51 知識隼和
「事前テストではつまずいてしまいましたが、このレースウィークでは金曜日の練習走行からタイムを上げられ、予選でもしっかり走ることができました。 初めてのオートポリスは独特のレイアウトで、筑波やもてぎとは違うコーナーがあり、スピードをのせて攻められる部分があるコースでした。 難しかったですが、やっぱり決勝を走りたかったです。 次の岡山国際も、しっかりタイムを出せるようにしたいです」

#52 国立和玖
「事前テストからレースウィークまで天候が不順で、うまくリズムがつかめず、タイムを思うように詰められませんでしたが、だんだん良くなってきていたのでレースを走れなかったことは残念です。 次の岡山国際では事前テストからしっかりタイムを上げられるように取り組みたいです」
チームマネージャー
高倉純一
「天候に振り回されたオートポリスでした。 中止の判断は仕方がありませんが、ライダーたちは懸命に取り組んでいたので残念です。 中谷は事前テストからセットを変えて様々な可能性を試し、それにしっかり対応して予選タイムに繋げられました。 決勝ではさらに上を狙えると楽しみにしていただけに悔しいです。 知識と国立には結果を気にせず取り組んでもらいたいと思っています。 知識は意外とまとまってきているので、良い部分を引き出したい。 国立はまだ方向性を模索中ですが、そこを見極めていきたいです。 次の岡山国際に向けて気持ちを切り替えて準備します」
次戦「全日本ロードレース選手権 第6戦 スーパーバイクレース in 岡山」
2025年 10月4日 – 5日 岡山県・岡山国際サーキット






