メンテナンス後に欠かせない整備

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マシンのメンテナンスが完了した後に欠かせない[tipso tip=”多気筒エンジンの回転数を合わることで、アイドリングを安定させること。”]同調[/tipso]という整備をご紹介します。
例えば4気筒エンジンはキャブレターが4つありますので、それらの調子を整えなければエンジンが不安定になったり本来の性能が発揮できなくなってしまいます。

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[tipso tip=”エンジンが空気を吸おうとする力を利用してガソリンを霧状にする装置、物理的な原理を利用している”]キャブレター形式[/tipso]の多気筒エンジンは[tipso tip=”燃料噴射装置のことで、電気的な動作をする噴霧器を使い強制的にエンジン内に霧状の燃料を噴射する装置”]インジェクション方式[/tipso]と異なり、
走行距離を重ねたり、調整の仕方によって1つ1つのバルブの開き具合が異なってきます。
そこで同調を取る為のテスターの出番です。

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4気筒エンジンは古い車輌であったり不備が生じている場合、それぞれがバラバラな回転数になってしまいます。
そのような状態では当然エンジンにも負担がかかりますし、好ましい状態ではないのですが、
このテスターを使うことで各キャブレターが同等の空気吸入量になっているかを検知することができます。

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1枚目の写真の様に4本のパラメーターがバラバラになっているのは各キャブレターの吸入量にズレがあることを示します。
これらをひとつずつ慎重に調整していくことで。。

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最終的にはこのようなパラメーターなります。
写真はエンジンを始動した瞬間なのでややバラついて見えますが
アイドリング時も安定したパラメーター値になりましたので安心して走行できる状態に同調完了です。