ここ最近グッと気温が下がり、いよいよ冬が来たというような感じですね。
今日は気温が大きく変わるこの時期に起きやすい、バッテリートラブルとその対策をご紹介致します。
バッテリーの適温は25℃前後とされており、気温変化によってその性能が大きく左右されてしまいます。
実際に通年で最もトラブルが多くなるのが夏季と冬季です。
バッテリートラブルには大きく分けて
バッテリー上がり・・・過放電や充電不足により電気を十分に蓄えていない状態
バッテリー寿命・・・劣化により化学反応可能な極板が十分に残ってない状態
の2通りがあります。
大きな気温の変化は、上記2通りの共通した原因となります。
バイク用バッテリーには大きく分けて密閉型と開放型の2種類のバッテリーがあります。(最近ではリチュウムなども有りますが今回は省きます)
以前は開放式が主流でしたが、現在は車両多様化によるメンテナンスフリー性、コンパクト性のニーズが高まり、密閉型が主流となっています。
密閉型は基本的にメンテナンスフリーですので、あまりバイクに乗る機会が無く自然放電してしまった場合は専用の充電器で充電すれば大丈夫です。
大型車は未だに開放型を使用する車種が多いです。
下の写真が開放式のバッテリーになります。
開放式12Vのバッテリーは6個のセル(部屋)で構成されています。
1セル2Vで12Vな訳ですが、写真のように液量がバラバラになると各セルでの電圧が下がり12V以下になってしまいます。
本来正常なバッテリーですと12.3V以上になりますが、
このバッテリーの電圧は12.04Vギリギリですので希硫酸を補水して充電していきます。
希硫酸はその名のごとく酸ですので
もしご自身で充電をされる際は必ず換気を行い、
衣服や皮膚に付かないよう十分注意を払って施工してください。
たまにしかバイクに乗らないためにバッテリーが上がってしまう方には、
充電用ハーネス付きの充電器もございます。
このように車載したバッテリーにハーネスを取り付けていただければOK。
充電しないときはシート下などに収納しておくこともできいます。
(カプラー式なのでリークしたりする心配はございません)
充電したい時は配線だけ出せばそのまま充電できるため、わざわざバッテリーを取り外す手間はありません。
MotoUP岩槻本店ではバッテリー点検や充電はもちろん、
充電器等の在庫も豊富に取り揃えております。
スタッフ一同ご来店をお待ちしておりますのでお気軽にお立ちより下さい。