天気に翻弄された2年ぶりのオートポリス

約2年振りの開催となったオートポリスラウンドは、天気に翻弄されるレースとなった。金曜日の走行は、予定通り各クラス2セッションが行われ、UQ&Kohara RTからJSB1000クラスに参戦している渥美心、 J-GP3クラスに参戦している岡崎静夏も積極的に走り込み、前週に行われた事前テストからの流れでマシンのセットアップに勤しんだ。
しかし、土曜日は朝から雨と濃霧となり、タイムスケジュールは遅れに遅れ、J-GP3クラスの公式予選は悪天候のために中止となり決勝日朝に行われることに変更される。
一方、JSB1000クラスはノックアウト方式ではなく35分間の計時で行われることになり、奇跡的に予選セッションが開始される。
時間が経過して行くほど雨は強くなり、タイムを更新するには厳しいコンディションとなつていた。ほとんどのライダーがセッション序盤にベストタイムを記録していたが、渥美はアタックしておらず、結局セッション最後に出したタイムがベストとなってしまい24番手と後方からのスタートとなってしまった。

日曜日の天候は、朝方は大雨だったが徐々に回復。朝一番の8時からオンタイムでJ-GP3クラスの公式予選がスタート。
雨はほぼ止んでいたが路面はウエット。25分1本で行われ、岡崎はウエットコンディションに苦戦しながらもタイムを上げ12番手となる。
13周で争われた決勝。路面はほぼ乾いたものの、所々にウエットパッチが残る難しいコンディション。
岡崎はペースを上げられずポジションを落とし、15位でゴールするのが精一杯だった。

一方、渥美の走るJSB1000クラスはスタート直前に雨が降り出しディレイ。
仕切り直してスタートするも霧が降りてきてしまい赤旗中断。3周終了時の順位で残り12周で再スタートが切られる。
オープニングラップで18番手まで上がった渥美は、その後もペースをつかむと徐々にポジションアップ。
1台、また1台と前を行くライダーをかわし、最終的に11ポジションアップの13位でチェッカーフラッグを受けた。

渥美心コメント

今シーズン初めて、レースウイークを通して攻めの走りができたことはよかったですし、次回に向けていいレースになりました。今回もレース参戦にあたって、チームの皆さんが助けてくれましたし、ボクの意見をうまくマシンセットに導いてくださいました。本当に感謝しています。応援してくださる皆さんの期待に応えられるように頑張って行きます。引き続き応援よろしくお願いいたします。

岡崎静夏コメント

路面コンディションが悪いとうまく向きを変えられずにペースを上げられないままレースが終わってしまいました。ライダーはもちろん、バイクにも原因がありましたが、マシンをセットして行く上で、うまく状態を伝えることができていないのが問題の一つだと思います。残り2戦となりましたが、ウエットを攻略し手数を増やしたいので、インターバルで練習してマシンセットを進めて行きたいと思っています。

小原斉監督コメント

渥美は、リザルトこそ満足行くものとは決して言えませんが、着実にJSB1000クラスのライダーとして成長して来ていると思います。まだトップを狙うほどではないですが、乗れば乗るほど経験値は上がっていますし前進しています。岡崎は、初戦から雨での苦戦が続いていますが、いろいろ考えすぎている部分もあるので、もっと自信を持って走ってもいいと思います。9月の岡山ラウンドまでインターバルが空くので、しっかり戦えるように備えます。

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この記事を書いた人

横尾郁弥
横尾郁弥

美大を卒業後、株式会社ピーアップのデザイナーとして新卒入社。 動画などのコンテンツづくりを普段から行っており、この秋よりバイクメディアのライターに。 お酒を飲むと80歳くらいのおじいさんになるともっぱらの噂。