光る走りを見せた岡崎静夏

全日本ロードレース選手権は、シリーズ第4戦を栃木県・ツインリンクもてぎで迎えた。JSB1000クラスは、鈴鹿2&4レース、SUGO200mileレースとセミ耐久レースが続いていたが、今回は純粋なスプリントレースで争われた。
とは言っても1周約4.8kmのツインリンクもてぎロードコースを23周というのは、かなりの長丁場となる。
JSB1000ルーキーの渥美にとって、この23周という距離は未知の世界であり、マシンの状態やタイヤのマネジメントなど、ライダーに要求されるハードルは、かなり高いと言える。そんな心配を余所に事前テストでは、1分51秒6を出し、まずまずの手応えを得ていたが、レースウイークに入ると路面温度が上がったこともあり、なかなかタイムを縮められないでいた。公式予選でも、マシンセットはよくなってくるが、1分52秒を切れずに17番手となる。

一方、J-GP3クラスの岡崎静夏は、マシンを着実に仕上げて来ていた。その成果が出たのが公式予選だった。計測3周目で自己ベストを更新する2分02秒589をマーク!このままフロントロウを獲得かと思われたが、最後にタイムアップしたライダーに抜かれ惜しくも4番手。それでも自己最高グリッドを大きく更新。決勝に向けても、いい流れに乗っていた。

決勝日も快晴となり、ようやくドライコンディションでのレースとなったJ-GP3クラスは、20周で争われた。
岡崎は好スタートを切り、3番手で1コーナーに進入。そのままオープニングラップは、3番手で終え2周目に入って行く。初表彰台への期待が高まってきていたが、徐々にポジションを落とすとトップグループについて行けず、後方の集団に飲み込まれてしまう。
セカンドグループでの戦いとなったが、その集団のトップでゴールすることを、しっかり組み立て実行した岡崎は、8位でチェッカーフラッグを受けたのだった。
JSB1000クラスの渥美は、コンスタントなペースで走ることができていたがアベレージタイムが低く、下位でバトルを展開。
レース終盤は、厳しい状況となっていたが23周をしっかり走り完走を果たした。

渥美心コメント

事前テストで1分51秒6まで出ていたのですが、そのタイムを暑くなったからかレースウイークにクリアできませんでした。いろいろ試したのですが、結局、うまくまとまらないままレースを迎えてしまいました。決勝21位と完走してノーポイントというのは初めてですし、不甲斐なさを感じています。バイクはチームのおかげで、よかったですし、上位に進出するためには、まだまだ足りないことが多いことが分かりました。気持ちをオートポリスに切り換えて事前テストから、しっかり前に進めるように頑張ります。

岡崎静夏コメント

序盤のペースアップが課題です。序盤に接触があったのですがそこからトップグループについて行けず、セカンドグループに飲み込まれてしまいました。昨年、日本グランプリで世界のライダーのすごさを見ました。それ以来のレースとなりましたが、全日本では、コーナーですごく速いというライダーは見当たりませんでした。マシンは小原さんを始め、チームのおかげでいい状態でしたし、後は自分自身の問題なので、次回こそいい走りをしたいです。

小原斉監督コメント

岡崎は、予選で一発タイムを出せるようになってきて、決勝でもいい方向に行く兆しは見えていたのですが、決勝では、トップグループで積極的に前に出て行くような走りができなかったので、何が足りなかったのかを考えて次戦に臨んで欲しいですね。渥美は、事前テストのタイムも出なかったので、何が原因だったのかを、しっかり洗い出して行きたいですね。次回のオートポリスは、二人ともシーズン前半戦を締めくくるレースになるよう、チーム全体でバックアップして行こうと思っています。

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この記事を書いた人

横尾郁弥
横尾郁弥

美大を卒業後、株式会社ピーアップのデザイナーとして新卒入社。 動画などのコンテンツづくりを普段から行っており、この秋よりバイクメディアのライターに。 お酒を飲むと80歳くらいのおじいさんになるともっぱらの噂。