大久保光選手、ケガを押しての参戦ながら自己ベストリザルト獲得!

World Supersport Championship(WSS)の第2戦は3月12日タイのブリーラム郊外のチャーン・インターナショナル・サーキットで開催されました。
天候は晴れ、気温は決勝日には37℃とケガを押して参戦する大久保にとって、決して良いコンデションとは言えませんでした。
開幕戦で左鎖骨を2ヶ所骨折、プレートと8本のピオンで固定する手術を受けて2週間、更に脊椎の小さな骨も2ヶ所骨折しており、身体的には走ることが可能なのかという状況でしたが、大久保の参戦への決意は変わりませんでした。

サーキット入りするとドクターチェックを受けます。腕立て伏せを数回して完調であることをアピール。医師は難色を示していましたが、大久保の決意の前に承諾。その後も、走行後にも再チェックがありました。フリー走行1回目終了後に医務室を訪れ再検査。「無理をしない」ことを約束して出場許可がおり、その後は、レースに集中することになります。

大久保はフリー走行で7番手タイムをマークし、2戦連続で最終予選のスーパーポール2への進出を決めます。ス-パーポールで8番手を獲得して決勝に挑みました。
アジアのサーキットは欧州勢には馴染が少ない分、大久保はチャンスだと考えていました。
その思いの通りに決勝では激しいバトルを繰り広げ、終盤は怪我の痛みもあり後退してしまいますが、ベストリザルトの6位でチェッカーを受けます。
トップ10に入ることさえ、難しかった昨年から、ケガというハンデがありながら、6位に食い込んだ大久保には、多くの称賛が集まることになりました。

以下大久保光コメント

「正直、体調は完璧には遠く、鎖骨だけでなく、腰の痛みもあり、レース終盤には左手に力が入らずにブレーキングもクラッチ操作も思うようにいきませんでした。
腰の痛みで、マシンに伏せることも出来なくなり、終盤に来て抜かれてしまい悔しいレースになりました。ですが、無理をしても走りたかった。そして、参戦することで、これまで届かなかった6位でチェッカーを受けることが出来たことは、とても大きな自信になりました。

走行した3日間一桁のリザルトで追えることが出来、決勝では、昨年は見ることの出来なかったトップ争いも近く感じましたし、表彰台という目標が自分の中で、現実のものとなりました。これまでは、どうしても結果がほしくて冷静さが足りなかったのだと気が付くことが出来ました。無理が出来ない状態で、何が出来るのかを考え、自分をコントロールする大切さを、再認識したのです。ブレーキのニッシンさんのスタッフからのアドバイスもあり冷静でいようと心掛けたことが良かったと感謝しています。

ケガをしたことは反省していますが、この経験を無駄にすることなく上を目指します。ケガをしっかり治して、次戦には、今回以上の報告が出来るように努力します。変わらぬ応援をよろしくお願い致します」

※次戦は4月2日スペインで開催されます。

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この記事を書いた人

横尾郁弥
横尾郁弥

美大を卒業後、株式会社ピーアップのデザイナーとして新卒入社。 動画などのコンテンツづくりを普段から行っており、この秋よりバイクメディアのライターに。 お酒を飲むと80歳くらいのおじいさんになるともっぱらの噂。